【スタッフブログ】①仕上げ
NINOSのことをもっと皆さんに知って頂きたくて、スタッフブログを始めました。
初回は何を書こうかなとずっと考えていました。
だけどやっぱり、NINOSのメンバーとして歩き始めてから最初に感じた「驚き」を皆さんにお伝えしたいと思います。
私がNINOSのメンバーになってから4年半が経とうとしています。
それまでは長年、お洋服の方でアパレル業界に携わってきました。
当初はイタリアのミラノで、パターンナーとしてお仕事を始めて、帰国してからも、企画職で洋服や小物(靴、バッグ、アクセサリーなど)に関わってきました。
そしてNINOSのメンバーとして働くようになり、日々、靴について勉強させて頂いております。
これまでも靴の企画に携わった経験はありましたし、洋服の検品や納品も勿論やってきました。
しかし!
NINOSの靴の検品って、本当にすごいんです!!
これまでの経験だと、「納前検品」と言って、納品前にランダムにとった商品を検品し、検品事項を纏めて、メーカーさんにお伝えし、検品して納品してもらう、という流れでした。
そして、納品後にも倉庫納品で、お店に出す前に検品します。
大部分は、メーカーや倉庫、社内の担当者が検品していて、企画部が全量検品をすることはほとんどありませんでした。
NINOSの検品は、検品というか、「仕上げ」なんです。
実際に、ディレクターの火神も「仕上げ」と呼んでいます。
生産が上がったら、工場に行って全品を検品するのですが、靴の生産上、圧着する前に使った糊が、少しだけ靴のアウトソールの端に付着していたりするのですが、それを、全て一つずつゴムでこすって取り除くのです。
そして、一つずつ熱風に当てます。これは洋服で言うところのアイロンがけのような感じです。
本当に綺麗に、一つ一つを丁寧に仕上げるのに、一足につき、およそ10~30分ほどかかっています。
一体、1シーズンで何足の靴を作っていると思いますか?
それを全て、一つ一つを確認し、「仕上げ」ていくのです。
初めて、この「仕上げ」を経験した時は、気が遠くなるような作業に驚きを隠せませんでした。
実に長い時間と手間をかけ、その後丁寧に紙に包んで納品しているのです。
これは靴業界では当たり前なの?と思いましたが、どうやらディレクターの火神の拘りのようです。
こうして出来上がった、まさに「手塩にかけた」靴は愛おしく、一つ一つに愛着を感じています。
NINOSの大切な靴を、是非皆さまにも履いて頂きたいです。
ご拝読をありがとうございました。
NINOSの「拘り」について、今後も発信して参ります!
どうぞ宜しくお願い致します。