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【スタッフブログ】シューケア

自分で靴を磨いたことはありますか?

私はこれまで沢山の靴を履いてきましたが、恥ずかしながら、自分で靴をメンテナンスしておりませんでした。
ヒールの先のゴムが取れて修理に出したり、色がくすんできた為にリカラーして貰ったりと、専門店に依頼をすることはあっても、自分で自分の靴を手塩にかけたことがありませんでした。

NINOSは昨年11月から旗艦店をオープンし、靴のメンテナンスやケアのサービスを開始しました。
ソールの張替え等はこれまでも承っていましたが、旗艦店では日頃の靴のケアの為のケアグッズを販売し、ケアについてのご相談や依頼も受けております。

そこで、私も実際に自分の靴を磨いてみましたので、皆さまに体験談をお伝えしたいと思います。
履き始めてから3年目となるNINOSのサイドゴアブーツ。
日頃のケアを怠っていたので、あまり綺麗とは言えない状態でした。

写真だとわかりにくいかもしれませんが、次の画像のような状態。
全体的に白っぽく、土埃など汚れがついていました。

【手順】
1.靴用汚れ落としを、柔らかい布に少し出して、靴全体を拭きます。
土埃などの汚れは全て落とします。
2.皮革用ローション(汚れ落とし&栄養&ツヤ出し)を、1で使った布にまた少し出して、靴全体を拭きます。
この時点で、かなり綺麗になります!
3.シューシャインクリーム(黒)を靴全体に塗り伸ばす。
4.少し時間をおいてから、柔らかい布で靴を磨く。さらに、靴用ブラシで全体をブラッシングします。
つやつやになります!

初めての靴磨きでしたが、両足で20分程度でした。
見てください!
全体的にツヤ感が出て、黒の色味が濃くなり、しまって見えます。
写真だとわかりにくいかもしれませんが、実際に見ると一目瞭然です。

時間がない方は、手順2まででも十分に綺麗になります!
Casa de NINOSで販売しているシューケアセットは、2で使用した皮革用ローションと、1と2で使用した柔らかい布、4で使用した靴用ブラシになります。
簡易的なセットですが、日常的なケアであれば、これで十分かと思います!
もっと色々揃えたい!という方は、ケア用品についてご相談ください。

実際に靴磨きをやってみて、こんなに違うんだ!というくらいの靴の艶感に気分が高揚します。
履き込んだ革靴は、私のサイドゴアのようにシワが入ります。
2のローションで栄養を与えると、革がみずみずしく艶が出てくるのです。
そう、まるで、自分の肌と一緒です。
当たり前だけど、革靴は牛の皮膚(革)であったことを思い出します。スキンケアです。
しっかり水分を与え、栄養を与えると、革も息を吹き返したように生き生きとしてきます。
そして3の工程は、お化粧です。軽くファンデーションを塗ってあげるような感覚。
こうして手入れをしていると、履き込んで出来たシワの一つ一つにも愛着が沸いてくるから不思議です。

シューケアの時間がなかなか取れない、面倒だ、、、などと手を出してこなかったズボラな私ですが、一度やってみると何とも充実した時間でした。
愛用している靴に向き合ってケアする時間は、とても丁寧な生活だと感じました。
自分のお肌をケアするように、大切な革靴もしっかりケアしながら、末永く付き合っていきたいですね。